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DS デモセッション/企業展示

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DS デモセッション/企業展示

DS-1: 生体特徴の秘匿マッチングに基づくリモート生体認証システムの試作

生体特徴の秘匿マッチングに基づくリモート生体認証システムの試作

生体認証をインターネット上で実現することで, 本人確認性の高い様々なサービスを容易に利用可能にするシステムを開発した. ネットサービスで生体認証を利用する際の課題として, クラウド上に生体情報を預ける不安がある. また, 最近ではサービス事業者の代わりに認証サービスおよびユーザ個人のデータを預かるIdP(Identity Provider)も現れ, ユーザはサービス事業者へユーザ個人のどのようなデータを提供するか制御したいという要求がある.前者に対しては, 手のひら静脈から抽出したバイオ特徴コードを, 準同型暗号で保護したままサーバに保存および照合することにより, インターネット上であっても安全に生体認証を実現することで解決する. また, 後者に対しては, 認証・ID連携の標準的な技術であるOpenID Connectと組み合わせ, サービス等に応じて匿名レベルを選択できることで, 不要なユーザ個人のデータをサービス事業者へ提供しないようにする. これらの技術をクラウド上で試作・性能評価し, さらにデモンストレーションシステムを構築した.

DS-2: 視聴覚メディアによる即時認証機能を付加した鍵交換方式

視聴覚メディアによる即時認証機能を付加した鍵交換方式

ネットワーク上で内容を秘匿してデータをやりとりするにはデータを暗号化する.暗号化には,通信を行う二者間で相手を確認した上で暗号化に用いるセッション鍵を共有する.第三者が発行する電子証明書を用いたセッション鍵の共有は,相手の面識の有無を問わず行えるが,電子証明書の発行に不正や過失があった場合には有効に機能しない.面識がある相手との対面では,相手の顔や声などの特徴を認識して,相手を確認している.本稿では,面識のある相手とネットワーク上で第三者の仲介なしに相手の顔や声などの特徴を直接確認し,セッション鍵を共有する方式を提案する.提案方式では,人の顔や声などの特徴を取り込むためにカメラやマイクなどが搭載されたデバイスを用い,両者が互いに相手の特徴を確認することで相手を認識し,それと同時にDH 鍵共有を行う.提案方式を用いた暗号化ファイル送受信システムの構成例についても述べている.

DS-3: 震災復興時の被災地における買物支援のための ネットワーク型簡易商店システム

震災復興時の被災地における買物支援のための ネットワーク型簡易商店システム

本研究では,路上における野菜の無人販売をモデルとしたプリペイド型簡易商店システムを用いる.先行研究において本システムを仮設住宅に設置した結果,利用率が高く,仮設住宅の住民にとって有用であることが判明した.仮設住宅は,2013年4月の時点で岩手県では319地区存在しており,本システムを他の地区にも設置し,運用する事は有用であるといえる.しかし,仮設住宅は各地区で生活スタイル等が異なるため,それぞれの地区独自の問題が生じる可能性が考えられる.そこで,本研究では,先行研究とは異なる問題が存在するかどうかを検証するために,新たに岩手県釜石市唐丹町花露辺地区復興公営住宅に本システムを設置し検証を行う.また,複数の復興公営住宅で同時に運用することを考え,本システムのネットワーク化についての提案も行う.

DS-4: 擬似的三次元コピーの生成とインタラクションの実現方法

擬似的三次元コピーの生成とインタラクションの実現方法

本論文では三次元物体をコピーして複製を制作することを擬似的に体験するとともに,そのコピー物体とのインタラクションを行うことができるCGシステムを提案する.システムは,ユーザがスクリーン上に配置した三次元物体を上方からスキャンして三次元形状と色の情報を取得する.そしてスクリーン上から物体を取り除くと,システムはスキャンデータに基づいて三次元物体のCG映像を生成してスクリーンに表示する.このときシステムはユーザの視点の位置を認識して運動視差立体視による三次元CGを生成する.そのため,取り除いた三次元物体のコピーがそのままスクリーン上に存在しているような三次元CG映像を様々な位置から観察することができる.そしてシステムは,静止している物体だけでなく,動いている物体に対してもデータのスキャンと三次元CGアニメーションの生成が可能である.生成した三次元CGアニメーションは静止物のコピー物体と同様に様々な位置から観察することができる.さらにユーザが三次元CGのコピー物体に手を近づけることで,コピー物体の変形や色塗りなどの操作を対話的に行うことができる.

DS-5: AR上のAR -メタAR-の提案

AR上のAR -メタAR-の提案

本論文では『メタAR』を提案する.『メタAR』とはマーカーを使い表示したARをマーカーとみなし,さらにそのARに対応するARを表示するものである.従来のARは一つのマーカーに対し,一つの種類のARしか表示できなかった.また,表示させたARはその時点で役目が終わり,それからの広がりがなかった.しかし『メタAR』を利用することで,実空間上のマーカーを多く利用せずに,多くの種類のARを表示できる.また,ARを再利用するため,処理を繰り返すことにより理論的には無限にARを表示させることができる.我々は本手法を用いた実システム「ARigato」を開発した.「ARigato」は贈り物作成支援システムであり,PCとTablet二つのシステムから構成される.色紙に対しPC上でAR・メタARの設定を行い,その情報をサーバー経由でTabletに読み込むことで色紙を閲覧した際,AR・メタARが表示される.

DS-6: コンテンツ視聴後の行動を支援する情報表示媒体と携帯端末との連携機構

コンテンツ視聴後の行動を支援する情報表示媒体と携帯端末との連携機構

デジタルサイネージは情報の配信や表示にデジタル技術を用いており,新しい情報表示媒体として注目されている.デジタルサイネージに表示されているコンテンツは視聴者が直接取得することができず,コンテンツの内容を記録したり,詳細情報を得たりするためには,メモをとる,写真を撮る等の手間を要する.しかしながら,デジタルサイネージに表示されるコンテンツは既にデジタル化された形で存在しており,その情報を視聴者が直接取得できれば大きく利便性を向上できる.また,取得した情報を保存しておけば後で参照や再利用が可能なだけでなく,ソーシャルメディアを通して共有することで広告効果の向上につながる.本研究では,視聴者の行動モデルに基づいたコンテンツ視聴後の支援を目的とした,視聴者の携帯端末とデジタルサイネージ間の連携機構の提案と実装および評価を行った.既存の情報取得方法であるWeb検索やQRコードと本システムを利用した場合で一連の行動にかかる時間を比較した結果,既存の方法と比較して約84%の時間を短縮することができた.また,多数の同時接続があったときのスループットの計測を行った結果,1秒当たり200件のリクエストを処理できることを確認した.

DS-7: 自動音量調節が可能なオーディオプレイヤの提案

自動音量調節が可能なオーディオプレイヤの提案

CDやダウンロード販売によって手に入れた音楽は曲ごとに音量にばらつきがあり,音楽鑑賞時に再生する曲を変える度に聴取者が音量を変更する必要がある.また,曲によってはその途中で音量を調節しなければならないこともある.そこで,曲の音量を目標として定めた音量へ自動的に設定することで,これらの問題を解決することを試みた.本研究では音量を自動で調節して再生することのできるオーディオプレイヤを開発し,動作実験とアンケート調査から音量の自動設定による効果を検証する.動作実験によるアプリケーションの検証とアンケート調査の結果から,ダイナミックレンジや曲調への考慮が必要であることや,アプリケーションを使用する上でよりユーザインターフェイスや操作性について改善する必要があるが,音量の自動調節には実用性があるという結果が得られた.

DS-8: 地域情報プラットフォーム COMAT による地域の活性化

地域情報プラットフォーム COMAT による地域の活性化

地方都市において都市化という問題が至る所で発生している.本学の所在地である愛知県豊田市を例外ではない.都 市化による農業環境の悪化により地域農産物消費量の減少,生産者の農産意欲減退,観光地過疎化,人口流出などさ まざまな問題が起こってくる.本研究では地域に存在する農産物直売所に着目に地域の観光資源とともに情報を発 信,共有できるプラットフォームの開発を行った.今回開発したプラットフォームCitizens cooporation MApping for Toyota(以下 COMAT と呼ぶ)の提案開発を行った.COMAT は愛知県豊田市の農産情報と観光情報のマッシュアップ により地域活性化の一助を目指す.試用して愛知県豊田市で試用実験を行い,得られた結果から得られた課題点を示す.

DS-9: エッジエリアにおける携帯端末のネットワークリソース制御

エッジエリアにおける携帯端末のネットワークリソース制御

高度化するICT社会の増え続ける情報量に対し、様々な取り組みがなされている。膨大な情報やサービスにアクセスする多彩なネットワーク、及び、多種多様なアプリケーションを、既存アーキテクチャで扱うには難しくなってきている。そこで、フレキシブルなプログラム性をネットワーク内部に導入し、ネットワーク機能の創造や設計、活用に大きな自由度を与え、これから出現する高度なサービスに備えネットワーク基盤を整えることが本研究の大きな目的である。本稿は、その中でもエッジエリアにおけるネットワークリソース制御のプログラマビリティについて述べる。本稿で述べるネットワーク制御機構は、仮想化基盤上に構築され、エッジエリアの情報を選択的に収集する情報収集モジュール、収集した情報を基にルールベースで判断し制御指示を発行する判断モジュール、制御指示に従って制御を行うセキュアに行うネットワーク制御モジュールから構成される。このプログラマビリティにより、様々なアプリケーションに共通したネットワークリソース制御機能を与えることができ、エッジエリアでしか取得できない情報を基にしたサービスを容易に構築可能にする。コンテンツ配信を行うサービスを例に動作検証を行い、エッジエリア情報を用いた制御が容易に記述できることを確かめ、アクセスネットワーク制御によりサービス性能が向上することを確認した。

DS-10: クラウドとWeb of Thingsを活用したサービス指向ホームネットワークシステム

クラウドとWeb of Thingsを活用したサービス指向ホームネットワークシステム

ホームネットワークシステム(HNS)とは,様々な家電やセンサを宅内のネットワークに接続し付加価値を提供するサービスである.HNSはこれまで多くの研究開発が進められ,最近では商用のシステムも登場している.しかしながら,これらの従来システムの多くは,家電やセンサ等のデバイス,デバイスを利用するサービス,サービスを管理するホームサーバ,サービスを操作するためのユーザ・インターフェースの互いの依存度が高い.そのため,HNSの規模が大きくなるにつれて,拡張や再利用が困難になるという課題がある. 我々の研究グループでは,HNSの構成要素をすべて「サービス」とみなし,サービス指向アーキテクチャ(SOA)の考え方を利用してこれらのサービスを連携する,という形でHNSを構成する研究を行っている.本稿では,我々の最新の研究成果を組み合わせた,環境センサといくつかの家電から構成されるポータブルホームネットワークシステムを構築し,様々なコンテキストを用いたサービスをその場で作成・実行する デモンストレーションを行う.また,バーチャルエージェントを用いた対話型操作システムを利用した家電操作やサービス実行も行う.

DS-11: あかりマップ:日常利用可能なオフライン対応型災害時避難支援システム

あかりマップ:日常利用可能なオフライン対応型災害時避難支援システム

東日本大震災後,ネットワークと情報技術を利用した研究やサービス開発が多く行われている.しかし,災害発生後はネットワークが利用できない場合が多い.また,出先などの普段行かない場所で災害に遭うと,すぐに対処できない可能性が高い.さらに,災害時に利用する機能を災害時にいきなり利用することは困難である.そこで,日常利用可能なオフライン対応型災害時避難支援システム「あかりマップ」の開発を行った.「あかりマップ」は,利用者へ避難支援情報を通知する機能および,災害時の機能を平常時から体験可能な災害モード,浸水域の表示機能を備えている.本研究の貢献は以下の3点にまとめられる.(1)通知機能を10日間程度利用することで,よく行く場所の避難支援情報を把握できる可能性がある.(2)通知機能を長期利用してもシステムを利用するきっかけとなる.(3)災害モードで浸水域を表示することによって,利用者に津波の危険性を意識させ,安全な避難所を選択することができる可能性がある.

KS-1: 関数型暗号を適用したスマートデバイス機能制御機構

関数型暗号を適用したスマートデバイス機能制御機構

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KS-2: 位置情報データマイニングの取り組み

位置情報データマイニングの取り組み

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KS-3: Scenargie Comm Node による「実機実験」と「シミュレーション実験」の連携

Scenargie Comm Node による「実機実験」と「シミュレーション実験」の連携

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