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3B ITS位置情報システム

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3B ITS位置情報システム

3B-1: 無線LANプローブ情報を用いた市街地の回遊性調査

無線LANプローブ情報を用いた市街地の回遊性調査

アブストラクト非公開

3B-2: 周回道路の結合と分割に基づく領域データベース作成システム

周回道路の結合と分割に基づく領域データベース作成システム

領域リバースジオコーダーは,入力した緯度経度座標を内包している領域を領域データベースから読み出し,その領域が内包している代表地点が示す施設情報を取得する技術である.しかし,公開されている,あるいは購入できる施設境界データが少ないので,我々は不足している領域を周辺道路で近似することで,補填していた.しかし,複数の周回道路に跨る施設や,複数の代表地点を内包する周回道路に対して領域リバースジオコーディングを行うと,正しい結果が得られないことがある.領域リバースジオコーディングにおいて,正しい結果を得るためには,領域と代表地点が一対一に対応していなければならないと考えられる.本稿では,領域と代表地点とを一対一に対応させるために,周回道路を結合または分割する手法を用い,領域データベースを対話的に作成するシステムを提案する.そして,提案システムの実験用プロトタイプを用いて評価実験を行い,提案システムの有効性を評価する.

3B-3: 高周波可聴音を用いた屋内測位に関する検討

高周波可聴音を用いた屋内測位に関する検討

屋内での測位は,屋外での測位より要求される精度が高い.しかし,現状よく用いられる電波を用いた測位方法では,3mから10m程度の測位精度である.そこで,我々は,高周波の音波(以下,可聴音)を用いた屋内測位手法を提案する.本提案システムでは,4つ以上のスピーカから異なる周波数の可聴音を発音する.その可聴音を,スマートフォンに内蔵されたマイクで録音して,フーリエ解析する.その後,フーリエ解析の結果から受信時間の差を求めて測距する.本システムの利用者は,特別な機器を用意する必要が無く,スマートフォンを所持していれば,測位システムを利用できる.また,スマートフォンで測距に必要な計算をするため,サーバとの通信が必要なく,電波の使用を制限される場所でも測距できる.加えて,システムは測位結果を知らないため,プライバシを確保できる.評価実験では,平均誤差5cm程度の測距に成功しているため,最終的には,10cmから20cm程度の精度での測位が可能だと考えている.

3B-4: 施設検索結果に基づく道路ネットワークの高速総描システムの実現

施設検索結果に基づく道路ネットワークの高速総描システムの実現

本稿では,利用者にとって有効である必要最小限の道路をリアルタイムに生成し,描画することを 目指して,施設検索結果に基づく道路ネットワークの高速総描システムの実現について述べる.提案シス テムは以下の機能を有することを特徴とする.(1) 施設情報メタデータ付きストローク (Fat Stroke) の生 成機能.道なりに続く道路 (ストローク) ごとに施設データをグループ化し,地図利用者が施設データを 選択することで,地図利用者の目的に合わせた道路選択が可能になる.(2)Fat Stroke データベース構築. Fat Stroke を事前に計算しデータベースを作成することで,ストロークの高速導出を可能にする.(3) ス トローク順序付け機能.ストロークのメタデータである施設データとストロークの長さに基づいて重要度 を計算することで,重要度の高い道路だけを選択することを可能にする.(4) ストローク描画機能.縮尺に 応じて,描画すべき道路を動的に選択可能にすることで,地図の大きさを小さくしても,過度に道路が集 中しない視認性の高い地図生成を可能にする.
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