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1C 分散サービス基盤

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1C 分散サービス基盤

1C-1: 分散環境におけるマルチエージェントシステムの管理運用機構

分散環境におけるマルチエージェントシステムの管理運用機構

マルチエージェントシステム(MAS)とは,複数のエージェントを連携させることによって複雑な問題を解決するシステムである.MASを効率的に開発・運用するために,エージェントフレームワーク(AF)と呼ばれる枠組みが用いられている.多くのAFでは,MASの管理・運用を行う機能を提供しているが,MASが動作している環境外のシステムからMASの管理・運用を行う機能の提供は不十分である.そこで本研究では,AFの一つであるDASHを対象とし,外部システムからHTTP通信を用いてMASを管理・運用する機構を提案する.

1C-2: 分散環境におけるエージェントスナップショット管理機構の開発

分散環境におけるエージェントスナップショット管理機構の開発

近年,柔軟に対処すべき問題を解決するシステムの設計手法として,エージェント指向コンピューティングが注目されている.エージェント指向コンピューティングでは,エージェントシステムと呼ばれる知識情報に応じて自律的に動作するソフトウェアを用いたシステムによってユーザにサービスを提供する.現在,エージェントシステムの開発・運用を行うために様々なフレームワークが存在する.本研究では,数あるフレームワークの中でDASHと呼ばれるリポジトリ型エージェントフレームワークについて取り扱う.従来のDASHには分散環境で動作するエージェントシステムの再利用を目的とした機構が存在せず,エージェントシステムの永続性について十分にサポートされていない.そこで,利用中・利用後のエージェントをデータベースに保存して管理し,保存時と同じ状態でエージェントシステムを再利用するための機構を提案する.この機構の実装により,DASHにおけるエージェントシステムの永続性の向上を図る.

1C-3: API提供機能におけるAPIの実行保証に関する検討

API提供機能におけるAPIの実行保証に関する検討

API を用いたサービス開発手法が普及し,API の用途が多様化した場合,実行が保証されたAPI の需要が生じると考えられる.本稿では,API 実行前にAPI 提供機能やイネーブラのリソースを予約することによって一連のAPI 処理の完結が必要となるアプリケーションのAPI 実行をAPI 提供機能にて保証するための方式を提案する.これによって,イネーブラやAPI 提供機能が輻輳した際の不完了リクエストといった無駄なAPI 処理を低減し,API を活用したアプリケーションの実行品質の向上が期待できる.

1C-4: 商品情報登録データベース検索におけるPRECIS Frameworkの応用と評価

商品情報登録データベース検索におけるPRECIS Frameworkの応用と評価

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